Tuesday, December 24, 2013

鈴木逆転V 驚異のスコア 215・18点 全日本フィギュア



鈴木逆転V 驚異のスコア 215・18点 全日本フィギュア
ノーミスの納得の演技で優勝を果たした鈴木。ソチに挑む=さいたまスーパーアリーナ(古厩正樹撮影)(写真:産経新聞)
 ■「支えてくれた方に感謝」

 思いがあふれていた。鈴木は両手で顔を覆い、喜びをかみしめる。今季限りの引退を決め、最後の全日本をショートプログラム(SP)、フリーともノーミスで滑り切り「支えてくれた方に感謝して滑りました。いい演技ができてよかった」。情感豊かな4分間を作り上げ、ソチ代表と初の全日本女王をつかんだ。

 完璧だった。冒頭の3-2-2回転の3連続ジャンプを美しく決め、残る全ジャンプでも加点を得た。スピン、ステップはすべて最高のレベル4を獲得し「スッキリしました」。6歳から22年間、体に刻み込んだ“技”を、惜しみなくリンクに描ききった。

 長久保裕コーチも涙を流した。「夢みたい。とんでもないクリスマスプレゼント」と絶賛した。2010年バンクーバー五輪から4年。「滑りがよくなった」と師が分析したとおり、演技構成点5要素のうち4つで9点以上をマーク。曲や客席と一体になった滑りは、高い評価を受けた。

 食事などで競技生活を支えてきた母のケイ子さん(63)はこの日、愛知県豊橋市内で営む飲食店を休んで、駆けつけた。「最後の全日本なので。楽しませてもらいました」と、娘の姿を記憶に深く刻み込んだ。

 非公認ながら、最後の全日本で215.18点という驚異的スコアで決めたソチの舞台は「自分のスケート人生の集大成」。心を込めて“ラストダンス”を舞う。(榊輝朗)

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